外壁塗装の施工方法の種類

外壁塗装の施工方法の種類

建物の外壁素材について

外壁塗装の必要性を考える

マンションや家、ビルなどの建物に使用される外壁の素材は大きく7種類に分けられ
適した外壁仕上げの施工方法も異なります。
ちなみに外壁仕上げは吹付タイル、リシン、スタッコなどを吹付ける吹付工事方法と
サイディングなどの乾式工法の2種類に分けられます。
外壁塗装の塗り直しを塗装会社に依頼する場合、外壁の素材が分からないと
見積りを見ても「仕上げの施工方法は正しいのか?」とか
「工事費が適正か?」など判断ができません。
そこで7種類ある外壁の素材と特徴や仕上げの施工方法などをご紹介します。

外壁仕上げの施工方法

外壁塗装の必要性を考える
モルタル系 セメントに石灰や砂と混ぜて、水で練った外壁素材です。
外壁だけでなくタイル張りの下地としても使用されています。
施工が簡単で価格が安く、防火性に優れているというメリットがあります。
仕上げは「吹付けタイル、リシン、スタッコ」などをコンプレッサーで吹付ける
吹付工事を行います。
窯業系サイディング 主にセメント質と繊維質を原料として板状に硬化させた外壁素材で タイル風や石積み風などデザイン豊富です。
リフォーム性に優れており、地震や耐火・遮音性にも優れており、 一戸建て住宅の外壁では主流となっています。
乾式工法で仕上げを行います。乾式は工事工程が少ないため工期の短縮や コストダウンに繋がる傾向があります。
ALC 軽量気泡コンクリートといわれ見た目は軽石のように見えます。
吸音性・耐火性・断熱性に優れている素材です。
塗装には注意が必要なため、技術が高くキャリアのある塗装業者に頼みましょう。
ALC外壁の施工方法は一般的に乾式工法を用いられます。
コンクリート 砂・砂利・水などをセメントで凝固させた人造石で強度に優れており、 施工しやすいですが、乾燥するときに縮むためヒビが出やすいです。
仕上げは吹付タイルなど吹付工事を行います。
建物以外にも道路・ダムの建設など幅広く使用されています。
木質系 羽目板など木材を使った外壁で断熱性と調湿性が高い素材です。
木なので基本的に火と水に弱くメンテナンスが必要です。
また、防火対策で使用できないという地域もありますが、
現在では耐火性に優れた素材も出てきました。
仕上げの施工方法は乾式工法が一般的です。
金属系 金属系はトタンや金属系のサイディングボードなどのことです。
表面はデザイン性・耐久性に優れており、裏面は断熱性・防火性に優れた素材で
軽量で加工がしやすくという特徴があります。
一般的に塗装仕上げの必要はないケースが多いようです。
漆喰 防火性と調湿性に優れており、カビが発生しにくいので四季のある 日本にはおすすめの外壁です。
サイディングなどに比べるとまめに外壁をメンテナンスしなければならないため
耐久性や美観を考えた場合、維持費が高くなります。